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PDF

PDF(Portable Document Format)とは、Adobe Systems社によって開発された、テキストや画像を含む電子文書のためのフォーマットです。

レイアウトソフトなどで作成した文書を電子的に配布することができ、相手のコンピュータの機種や環境によらず、オリジナルのイメージをかなりの程度正確に再生することができます。

2008年7月にISOによって標準化されました。

PDFはPDF Driverを使ってアプリケーションの印刷機能から作成する方法が普及しています。

このとき、印刷したのと同じ形式が保存されます。

PDFを受け取ったときは、PDF Readerを使って表示・印刷します。

印刷された文書と異なり、PDFファイルには、クリック可能なリンクやボタン、フォームフィールド、ビデオ、オーディオ、定型的な業務プロセスを自動化するロジックを含めることができます

PDFは情報の配布・交換・蓄積を電子的に行なうために用いられます。

PDFが誕生する以前には紙に印刷して交換していた情報を、PDF形式として作成することで、紙の上に印刷して表現される文書のデザインやレイアウトを完全に表現できます。

一言でいうならば、PDFは印刷文化を継承する電子的な紙です。

PDFは印刷のための技術であるページ記述言語PostScript(ポストスクリプト)をベースとして開発されました。

PostScriptは制作者がレイアウト済みの印刷ページを印刷会社に渡すためのもので情報交換用ではありません。

PDFでは情報交換の用途のためにナビゲーション、リンク、注釈、フォームなどの様々な機能が追加されています。

PDFを作成するソフトウェアは、当初、有償で比較的高価でした。

その後、PDFを作成するソフトウェアの価格が安価になり、また、無償のPDF作成ソフトも多く出回ることで、一般のユーザもワープロや表計算ソフトで作成した文書を手軽にPDFにして、Webページや電子メールで受け渡すことができるようになり、一般の消費者の間でも利用が広がっています。

PDFを表示するソフトウェアは前述のように無償で配布されています。

これにより、印刷物と同じ高品質なレイアウトをもつ情報を、不特定多数を対象に配布することが可能になりました。

現在、PDFと並ぶもう一つの有力な情報伝達形式として、Webページを作成する言語であるHTMLがありますが、HTMLとPDFは、生まれが全くことなっており、水と油の関係です。

これをどのように統合するかが、電子的な情報交換における大きな課題です。

PDFを使うと、従来、紙を使って行っていた情報の伝達・管理を電子ファイルに置き換えることができます。

電子ファイルを使うことで情報の伝達コストの削減、保管・管理のスペース削減、検索の効率化、情報交換に要する時間の節約など大きな経済効果が見込まれます。

電子的なファイルを作成するにはアプリケーションを使用します。

作成されたファイルはアプリケーション独自の形式になっており、そのファイルを第三者が閲覧するには、作成したアプリケーションまたは専用の閲覧ソフトが必要となります

例えば、マイクロソフトのオフィスで作成した電子ファイルを配布すれば、それを作成したオフィスと互換性をもつアプリケーションがないとファイルの内容を閲覧することができません。

しかし、オフィスのファイルをPDFにして受け渡すことで、受け手は、PDFのリーダだけあれば情報を閲覧することができます。

PDFにはセキュリティを設定することができるので、作成者が意図しない人はファイルを見られないようにしたり、あるいは意図しない変更・利用をされないようにしたりできます。

例えば、上述の注文記録を保管するという場合は、注文を受けた記録をPDFに作成する際、そのPDFを受領者が変更できないようにセキュリティを設定しておくと良いです。

セキュリティには特定の受け手にしか見せないようにするための閲覧制限のほか、コピー・変更を制限するセキュリティ設定もできます

設定方法は、パスワードによる方法が一般的であるが、それだけではなく公開鍵証明書を使う方法など高度な方法もあります。

一方で欠点も指摘されており、パソコンの画面を長時間見るための疲労や、載せるための手続きが煩雑、ファイルが現れるまでの起動が重い、知らずに開いてウィルスに感染してしまうことが挙げられます

2010年の時点でバージョン10までがでており、徐々に機能が進歩しています。

Flash PaperやDjVuなど機能が競合しているものもあります。